中忍試験を終えて
夏に発売されたシナリオ集“忍秘伝”でショートキャンペーン企画の1回目をGMとして遊んできましたよ。
今回は「中忍試験」ということで、PCが下忍頭で奥義なしとイレギュラーな設定でPvPという内容でしたが、妄言とガチがバランス良く楽しいセッションでしたよ。
試験に挑戦した“青龍組”と“白虎組”*1は以下のとおり。
- 青龍組1:刀無(かたな)
- 流派:鞍馬神流/信条:忠
忍務により亡くなった優秀な兄“刀(かたな)”の遺志を継いで自身も忍者となったクール系PC1立ち位置の少年。ダイスアプリを使用時はダイス目に恵まれていなかったもののリアルのダイスを使い出した途端、覚醒したような良いダイス目になったのが印象的でした。
中の人はSIN_Sneakさん
- 青龍組2:ペロペロ・チーナ
- 流派:隠忍の一族/信条:和
両親と共に逃亡者となったという思い過去をもつ半妖な忍者、…こんな名前ですがw。ロールプレイとは違い、データの組み方がガチでアウトレンジからの<集団戦攻撃>はエグかったです。あと、中の人が最近良くやる裏ハンドアウトが機能していたのは初見だったかも。
中の人はtosiさん
- 白虎組1:春原 そら(はるばら ・)
- 流派:斜歯忍軍/信条:我
女子高生の姿は仮の姿、その実体はDr.斜歯と契約により人の姿を得た宇宙人w。斜歯忍軍らしく搦め手により攻撃がイヤらしくかったですね。それとエンディングでの人間として成長を感じさせるロールプレイがツボでした。
中の人はruwindさん
- 白虎組2:網倉 忠仁(あみくら ただひと)
- 流派:私立御斎学園/信条:和
正統な熱血系PC1の立ち位置と思いきやロボットのパイロットを夢見る少年、どうしてこうなったw 攻撃を受けても<頑健>や<御斎魂>で耐えきっていた姿が印象的でした。またGM側が用意したNPCとちゃんと絡み、感情を結んでくれて助かりましたよ。
中の人は職人さん
感想を公式シナリオなので隠しておきます。
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- プレイを始める前に刀無の中の人とチーナの中の人から「背景のルールは使って良いですよね」と質問が。想定をしていなかったものの今回のレギュレーションが怪のみとしていたのでOKということに。…ガチが、ガチがいるぞw
- オープニングはキャンペーンの最初ということで、自分の信条を絡めならがらシーンの演出をPLに丸投げする形でスタート。兄の遺志を継ぐものや逃亡者といったシリアス風に始まるPCがいる一方で、宇宙人や夢はロボットのパイロットといったPCが同居するシノビガミらしい混沌としたものでしたよ。
- オープニング最後はマスターシーンで、試験官として“朽ノ葉命”が「中忍戦略!」と叫びと共に登場。…キャンペーンでキーとなるNPCの1人なので印象つけるための必要な演出だったと主張しておきますw*2
- 組分けはランダムに決めた結果、刀無&チーナのガチな青龍組と春原&網倉の色物な*3白虎組と対象的な構成に。1サイクル目は情報収集で静かに進むものの、2サイクル目からはバトルロイヤルがスタート。当初はガチな青龍組が有利かと思っていたものの、ダイス目と相性の結果から3サイクル終了の時点で得点3―1と白虎組が優勢な結果に。また、中忍試験合格には5得点が必要であるのに対し、クライマックスで勝利しても3点しか獲得できないため、この時点で青龍組は試験を合格できないことが決定と厳しい状態に
- また、各サイクル最後はマスターシーンとして「中忍戦略!」(これは印象つけるために必要な…以下略)と修行のシーンを演出。ランダムに決定された忍法に対し、成功するとボーナス、失敗すると1点接近戦ダメージとしていたところ、3サイクル目で白虎組の2人が失敗&ピンポイントで得意な分野を潰されるという散々な結果で、一気に厳しい闘いに。ダイス目って怖いですね*4
- クライマックスは全員満身創痍*5の状態でスタート。但し、青龍組は余力を残した状態で白虎組を的確に追い詰めることに。特に刀無はミドルでのダイス目の悪さを取り返すとばかりにクリティカルを連発していたのが印象的で、それを「覚悟完了!」とロールプレイに反映していたのが上手でした。あと、余裕があったためがチーナが“妖魔化”を宣言。…それがあの惨劇(=gdgd)を生むとはその時は誰も知りませんでしたw
- クライマックスの戦闘は青龍組が勝利したものの得点5点に届かず、中忍試験は合格なしで終了。また、チーナの制御判定は(ある意味予想通りに)失敗して妖魔に墜ちるとキャンペーン第1話なのにどうするのコレという結果にw
各PCのエンディングは以下の通り
なにはともあれ参加者のみなさん、お疲れ様でした。
次回は「妖刀歓喜」と完全ガチなPvPとなりますのでPLの皆さんは十分注意してくださいねw