“魔法”の概念

NW2ndを購入しました。データの読み込みはまだですが色々なところで言われているように前版の反省を生かしてバランス調整をし、無茶なことができなくなったと言ったところが第一印象ですかね。特に行動値廻りに関しては特に顕著に表れているような*1

そんな中で一番の目玉は“装備魔法”の概念ではないでしょうか?

“装備魔法”とはなんぞやと聞かれたら、魔法を武器や防具や装身具のように装備することにより、MPなどを消費することなく常時使用できる魔法と説明すればよいのでしょうか*2

この装備魔法により、TRPGの戦闘シーンによくある魔法使い役がMPが無くなり何もできないといった場面やMP消費を惜しんで行動しないといった場面を回避できるので非常に画期的だと思います。


ただ、魔法という言葉の持つ摩訶不思議なイメージからは大分離れた存在になってしまったように感じているのは私だけでしょうか。
今までの魔法が物理法則を無視した超常の力に対し、装備魔法は言わばダメージの種別が異なる攻撃手段にすぎないといったイメージが強いのですがどうでしょう*3

有名なクラークの言葉で「発達した科学は魔法と見分けがつかない」と言うのがありますが、NWの世界では「発達した魔法は科学と見分けがつかない」といったことが起きているような気がします。

と、ここまでグダグダ書きつつ、再度NW2ndのルルブを眺めているとカラー頁に

    • 世界は“科学”という名の“常識”に覆われた。
    • エミュレーターは、常識の枠外の存在だ。
    • 非・常識の対して、人間はあまりにも非力だ。

といった文章が。


………。


「“装備魔法”はウィザードを“常識”の存在にするためのエミュレーターの陰謀だったんだよ!」
「な なんだってー!」


とっぴんぱらりのぷー

*1:行動値算出に能力値4つの平均やジャッジでのファンブル、クリティカルなしetc

*2:実際にはMPの最大値が減少したり、魔法を使う能力値が減少したりと代償は払っていますが

*3:アリアンロッドの魔法や古くはエルジェネシスとかでも感じてはいましたが