「サマータイ・ムキラー」今回予告
昨日と同じ今日
今日と同じ明日
世界は同じように時を刻み
変わらぬように見えた
だが人々の知らないところで世界は大きく変貌していた―
少年は少女に再会した。
「明日の夏祭りの、何か予定はありますか?よ、よければ、一緒に…」
少年が約束をすると、少女は控えめに微笑んだ。
明日は8月31日。少年にとってこれからが夏の始まりだった。
彼が陰陽師と呼ばれていたころ、物の怪に嘆願される
「再び私と出会った時、その夏にある人を殺すのを手伝って欲しい」
千年以上経った今も彼は再会を果たしていない。
それが全ての始まりだった。
それが全ての終わりだった。
8月31日の夏祭り。
すべてがそこに収束する。
昨日と…
今日と…
世界は…
だが人々の知らないところで世界は大きく変貌する!