ガンドッグ・リプレイ「マリオネット・ネメシス」
ガンドッグ・リプレイ マリオネット・ネメシス (Role&Roll Books)
- 作者: 狩岡源,アークライト
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2006/08/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
前作の「ストレイ・ドッグ」は自分の中では評価が高かったのと、Role&RollでのPC紹介が元ロシア軍のスナイパーだとか、ブルース・ウィルス似な恋人が殺された傭兵*1とか、厨房全快な暗殺者とか好みだった期待して読みました。
感想は…微妙
シナリオ自身はよくありがちなものの判りやすく悪くないとは思うのですが、シリアスな雰囲気にするためゲーム的な描写を極力排除*2していたのが物足りなく感じる原因かと。
何故ゲーム的な描写が少ないと楽しめないのかということを考えてみると、ここからは完全に個人的な意見なのですが、リプレイの楽しむ要素として、そのセッションに参加しているPLが楽しんでいるのを追体験するというのがあるのではないでしょうか。
では、PLの楽しんでいる雰囲気を読み手はリプレイ中のどんな箇所で感じるかというと、1つがPCが生き生きしている時(PLがノリノリでロールプレイしているなど)、もう1つがルールも用いて困難を突破している時(ラスボスを戦闘で倒すなど)だと思われます。
で、このリプレイではゲーム描写が少ないために上記の要素のうち半分が不足しているため、PLの楽しんでいる雰囲気が十分に伝わってきていないのではないしょうか。
と、ここまでグダグダと書いてきたのですが、私が一番何を言いたいかというと、
「誰かガンドッグのGMやって下さい!!」ということです。以上。