マギカロギア覚書
魔道書大戦RPG マギカロギア (Role&Roll Books)
- 作者: 河嶋陶一朗,冒険企画局,トリゾー
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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待望のサイコロ・フィクション新作「魔道書大戦RPGマギカロギア」が発売されたので、早速購入&読了しました。
相変わらず楽しいリプレイと挑戦的なルールという構成で満足な一冊でしたよ。
ネタ的にも、リプレイで“第三階梯の魔法使いたるPC達にとって、第二階梯の魔術使いはファイヤーボールを打って喜んでいるひよっこ”とか言っていたり、“マジックミサイルは回避不能”であったり、一般人と【契約】することが出来たり*1とニヤリとさせらる記載があちこちに。
そんな中、急遽セッション土曜にやることとなったのでプレイ前の覚書を綴ってみる。
- システムコンセプト
もしドラ風に言うならば「もしも虚淵玄がCCさくらをリメイクするならば」になるかとw
基本は叶わぬ願いを持つ人が“禁書*2”を偶然*3手にすることによりによりその願いを叶えてしまったが為、更なる災厄を発生します。
PCたちはその“禁書”を封じる側の魔術師として、分科会と呼ばれるパーティを組んで挑むことになります*4。
まあデザイナー曰く「鬱展開自動生成システム」は伊達ではなく、シナリオが始まった時点で既に悲劇は発生しており、更にPCが事件を早く解決しないと更なる惨劇が! と中々酷いものですw
システムが推奨するシナリオについては上記のように決まった形の流れがあり、この辺りはブレカナに雰囲気が似ているかもしれません。
- キャラメイク
データ的なものよりロールプレイ的なものを参考のため挙げておきます。当日のキャラメイクの助けになれば。
1.かりそめの名/魔法名/年齢
“かりそめの名”は一般生活を送る上での名前。“魔法名”は魔法使いとしての名前で戦闘前に名乗りを上げるので是非とも厨二全開のものを推奨w。また、魔法使いは原則不老なので言いたい放題です。
2.経歴
所謂クラスで以下の6種類あり。基本PC同士被らないことが推奨
- 書警
- DXでいうところの支部長枠。導入をスムーズにするためにいると助かるかも。魔法は若干攻撃よりか
- 司書
- 莫大な魔道書の知識を持つ専門家でサポート役の模様。魔法は防御よりで調査も得意。
- 書工
- 魔道書の修復・強化をする職人のような人。魔法は自分や味方の強化が専門。
- 訪問者
- 偶然魔法が使用できるようになってしまったPC1的存在。魔法は判定の修正・振り直しができるものが複数あり
- 異端者
- 人の姿をとるがその実態は「怪物」、「妖怪」と呼ばれる魔法生物。召喚魔法が得意。
- 外典
- 元禁書でギアスにより協力を強制させられている存在。デバフ用魔法が使用できる
3.特技
通常のサイコロ・フィクションと同じく5つの特技を選択。それにプラスして“魂の特技*5”としてPLが任意の言葉を1つ選び、取得する(例えば“螺旋”とか“忍術”とか“秘密の鍵”とか)。これもキャラ立ての上で思案のしどころです。
4.真の姿
セッションの1回“真の姿”を取ることにより特殊な効果を得ることができる。当然“真の姿”は言ったものがちですW
5.アンカー
こちらはDXでいうところのロイス。キャラメイク時に1人、シナリオ開始時に1人+セッション中に増える可能性あり。関係は「血縁/支配/宿敵/恋愛/興味/尊敬」の6つ。シナリオでPCが不利益を被るとアンカーに災厄が生じることがあり、場合によってはアンカーは死亡する。
6.戦闘
雑感としては“モノビースト”が戦隊モノの1対多数型、“シノビガミ”が平成ライダーのバトルロイヤル型だとしたら、この”マギカロギア”は遊戯王のデュエル型のようです。というのも、ミドルでの戦闘はタイマン、ラストバトルでもラスボスvsPC側の代表者*6で常に1vs1になるという画期的な処理をしているので。
- 追記
- 「マギカロギア」で唯一残念な点としてはサンプルキャラが掲載されていないことですね。使う機会が少ないとは言え、コンベとかでは重宝するので、WEB掲載でも良いので公式で出してもらえないですかね。